シズルフルな今を

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この色が好き

お題「この色が好き」

好きな色は、中学生のときは赤が好きで、青はなんかダサいと思っていた。パッと目に入る赤は存在感があって、存在感が薄いと言われる自分と反対だから憧れのような感情を抱いていたのかもしれない。青に対する感情は同族嫌悪か。

赤い夕焼けは昼間の青空よりも美しいと思った。刹那的だから。


だんだんそれより渋いワインレッドという色を好きになった。上品さがあって他の色ともよく調和する「赤」である。高校生か中学生のときか、ちゃんと覚えてないが、ワインレッドのコートを買った。安物だからか、あんまりあったかくないから、着ることは少なかったが、着たときは少しそわそわした。他の人はベージュや紺や、グレーや黒のコートの中自分は少し浮いているような気がしたから。人と少し違うことに喜びを感じるような子ではなかったので。おしゃれな人が人と違うことをするのはかっこいいが、私のような化粧もしておらず、カサカサの唇をした女にワインレッドは似合うわけがない。

高校生の時、中学生のときにダサいと感じていた青の印象が変わった。部活の後輩が青いケイトスペードの財布を持っていて、それがとても素敵な青だった。青も悪くないな、と思った。


今は青も赤も好きである。どちらかというと青の方が好きかもしれない。深く透き通った青。
先日、村居正之さんの絵を見る機会があった。キラキラと輝く青。あの青を見ると心が綺麗になる。どうしてキラキラと輝くのかはわからない。わからないことがそのままでいるのは、魔法にかかったっきり、覚めない夢を見ているみてたいで気持ちがいい。

雨、という絵も好きだった。灰色の画面の中で彩られた雨に心惹かれた。

月が赤い空に浮かぶ絵も良かった。題名を覚えていないのが惜しい。